乱れた自律神経をリセットする3つの習慣。季節の不調に負けない身体作り
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春や秋になると、なぜか決まって体調が優れない…。はっきりとした病気ではないのに、原因不明の倦怠感や頭痛、気分の落ち込みに悩まされる。長年、施術の現場にいると、こうした季節特有のお悩みを抱えて来院される方が後を絶ちません。
もしあなたにも心当たりがあるなら、それは決して気のせいではありません。その不調の裏には、私たちの身体を健やかに保つための重要なシステム、「自律神経」が深く関わっています。なぜ、特定の季節に心と身体は揺らぎやすくなるのか。そのメカニズムを紐解き、ご自身の身体を理解することから始めていきましょう。
なぜ、季節の変わり目に心と身体は揺らぐのか?
私たちの身体には、心身を活動的にする「交感神経(アクセル)」と、休息・回復させる「副交感神経(ブレーキ)」という2つの自律神経が存在します。この2つがシーソーのようにバランスを取り合うことで、私たちは健康を維持しています。しかし、このバランスが崩れると、心身に様々な不調が現れ始めます。
原因:環境変化への「過剰な適応」
特に春や秋といった季節の変わり目は、気温や気圧が目まぐるしく変動します。私たちの身体は、この激しい環境の変化に必死で適応しようと、自律神経を休む間もなくフル稼働させます。
例えば、急に暑くなれば汗をかいて体温を下げようとし(副交感神経)、急に寒くなれば血管を収縮させて体内の熱を逃がさないようにする(交感神経)。こうした調整を、私たちは無意識のうちに一日中、何度も繰り返しているのです。
この調整機能が過度に酷使されることで、自律神経そのものが疲れ果ててしまい、アクセルとブレーキの切り替えがうまくいかなくなります。これが、季節の変わり目に不調を感じる、最も大きな原因です。まずは、ご自身の不調が、環境に必死に対応しようとした結果なのだと理解することが大切です。
特別なことはいらない。自律神経をリセットする3つの習慣
自律神経のバランスを取り戻すために、ストイックな健康管理は必要ありません。むしろ、忙しい毎日の中で「規則正しい生活をしなければ」と考えること自体が、新たなストレスになりかねないのです。
私が大切だと考えるのは、日常の中に、乱れた自律神経のスイッチを意識的に切り替えるための「小さなきっかけ」を作ることです。今日からでもすぐに始められる、非常にシンプルで効果的な3つの方法をご紹介します。
- 1.朝日に「おはよう」を言う
朝起きたら、まずカーテンを開けて太陽の光を数分間浴びましょう。朝の光は、睡眠中に優位だった「休息の副交感神経」から、日中の「活動の交感神経」へとスムーズに切り替える、強力なスイッチの役割を果たします。これにより体内時計がリセットされ、一日のリズムが整いやすくなります。 - 2.意識的な「深呼吸」を取り入れる
ストレスや緊張を感じた時、私たちの呼吸は無意識に浅くなっています。これは交感神経が高ぶっているサインです。そんな時は、意識的に「鼻からゆっくり吸って、口から長く吐く」深呼吸を数回行いましょう。特に「吐く」ことを意識すると、副交感神経が優位になり、高ぶった神経を穏やかに鎮めることができます。 - 3.夜は「ぬるめのお湯」で一日を終える
一日の終わりには、40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かる時間を作りましょう。熱いお湯は交感神経を刺激し、身体を興奮させてしまいます。一方、心地よいと感じるぬるめのお湯は副交感神経を優位にし、心身を自然なリラックスモードへと導きます。質の良い睡眠にも繋がり、疲弊した自律神経を回復させる助けとなります。
この記事が、ご自身の体と真剣に向き合う、一つのきっかけになれば幸いです。もし専門家のサポートが必要だと感じたときは、いつでもご相談ください。
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