朝食欲ない人ほど太る!科学が証明する朝食の重要性
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朝食は一日の始まりを告げる重要な食事です。
しかし、忙しい現代社会では寝るのが遅く、
朝に食欲がなかったり食べる時間がなくて朝食を抜いてしまう人が増えています。
実は、朝食を抜くことは健康に悪影響を及ぼすだけでなく、太りやすい体質を作ってしまうのです。
本記事では、朝食の重要性と、朝食を摂ることで得られる様々なメリットについて詳しく解説します。
朝食抜きが引き起こす代謝低下のメカニズム
朝食を抜くと、脳は身体を動かすためのエネルギーが不足したと認識し、
枯渇を防ぐためエネルギー代謝を低下させます。
これは、人類が飢餓状態を生き抜くために獲得した生存本能の一つです。
しかし、現代社会ではこの機能が裏目となり、代謝が低下しと、以下のような問題が発生します。
体の飢餓モード
朝食を抜くと、脳は長時間の絶食状態にあると認識します。
これは、朝食を抜くことにより夕食から昼食までの時間が通常より長くなるためです。
この状態が続くと、体は「飢餓モード」に入ります。
代謝の抑制(飢餓モード)
飢餓モードに入ると、体は生存のためにエネルギーを節約しようとします。
その結果、基礎代謝(洗濯や掃除、通勤や通学、仕事や勉強中といった日常生活で消費するエネルギー量)が低下します。
これは、生命維持を最優先とし、必要最小限のエネルギーしか使わないように調整されるためです。
脂肪の蓄積
代謝が抑制されると、体は摂取したカロリーをより効率的に蓄積しようとします。
特に、次に食事を取る際(この場合は昼食時)に、
より多くのカロリーを脂肪として貯蔵しようとする傾向が強まります。
これは、次の「飢餓」に備えるための体の防衛反応です。
インスリン感受性の低下
朝食を抜く習慣が続いてしまうと、インスリン感受性が低下する可能性があります。
インスリンは血糖値を調整するホルモンですが、その働きは体重管理に重要な役割を果たします。
インスリンは血中のブドウ糖を細胞に取り込ませるだけでなく、
過剰なブドウ糖を脂肪として貯蔵する働きもあります。
インスリンの分泌パターンが乱れると、体は効率的にエネルギーを利用できなくなり、
結果として脂肪を蓄積しやすくなります。
さらに、インスリン感受性の低下は空腹時の過食(間食)を引き起こし、
これも体重増加につながる要因となります。
ホルモンバランスの乱れ
朝食を抜くことで、食欲を調整するホルモン(レプチンやグレリンなど)の
バランスが乱れる可能性があります。
これにより、食欲を抑えられなくなり、
昼食や夕食時に必要以上についつい食べ過ぎてしまう傾向が強まります。
筋肉量の減少
代謝が低下し、体がエネルギーを節約モードに入ると、筋肉量が減少します。
筋肉は体内でエネルギーを消費する大きな組織の一つであるため、
その減少は更なる代謝の低下につながります。
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/upload/20220323_agr.pdf
引用元:朝食を食べないと、体重が増えるだけでなく、筋肉量も低下することを解明
このように、朝食を抜くことで引き起こされる代謝の低下は、
単純な一時的エネルギー不足を引き起こすだけでなく、
長期的に体のエネルギー代謝システム全体に影響を与える可能性があります。
現代社会では食料が豊富にあるにもかかわらず、
体は依然として飢餓に備える機能を持っているため、
この本能的な反応が逆効果となってしまうのです。
したがって、規則正しく朝食を摂ることは、
健康的な代謝を維持し、不必要な体重増加を防ぐための重要な習慣のひとつと言えます。
代謝が低下すると、以下のような問題が発生します
- 脂肪を蓄えやすくなる
- 午前中の集中力や作業効率が低下する
- 昼食後に眠気を感じやすくなる
特に「脂肪を蓄えやすくなる」という現象は、
朝食を抜く人が太りやすい主な理由となっています。
体が飢餓モードに入ることで、摂取したカロリーを効率的に蓄積しようとするのです。
バランスの取れた朝食で体内リズムを整える
朝食には、炭水化物とたんぱく質をバランスよく摂ることが重要です。
これにより、以下のような効果が期待できます
- 体温が上昇し、代謝が活性化される
- 体内時計がリセットされ、生活リズムが整う
- 脳と体のウォーミングアップができ、午前中の活動効率が上がる
理想的な朝食の例としては、
全粒粉パンにチーズやハムを挟んだサンドイッチと、野菜サラダ、スープ
そして牛乳やヨーグルトなどの乳製品を組み合わせたものが挙げられます。
これらの食材を組み合わせることで、必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。
朝食と睡眠の密接な関係
朝食をしっかり摂ることは、良質な睡眠にもつながります。
規則正しい食事は体内時計を整え、夜になると自然と眠くなるようになります。
これは、以下のようなメカニズムによるものです:
- 朝食を摂ることで体内時計がリセットされる
- 日中の活動が活発になり、夜には自然と疲れを感じる
- 夜になると睡眠ホルモンのメラトニンが分泌される
さらに、早起きして朝日を浴びることも重要です。
日光を浴びると、セロトニンという神経伝達物質が分泌され、
これが交感神経をコントロールします。
その結果、代謝が上がりすっきりと目覚めることが可能になります。
朝食は単なる食事ではなく、
体にとって一日のスタートを告げる「目覚まし時計」のような役割を果たします。
朝食を摂るか摂らないかで、その日の体調や生産性が大きく変わってくるのです。
また、朝からしっかり食事をとり、昼食、夕食を徐々に減らしていただく方が
体重管理としては理に適っています。
健康的な生活を送るためには、朝食をしっかりと摂る習慣を身につけることが不可欠です。
忙しい朝でも、少しの工夫で栄養バランスの取れた朝食を準備することができます。
例えば、前夜に材料を用意しておいたり、
簡単に飲むことのできるスムージーを作ったりするのも一つの手です。
朝食を大切にすることで、健康的でエネルギッシュな毎日を過ごすことができます。
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