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カイロブラクティック健寿

あなたの睡眠の質は大丈夫?

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起きたとき、体が重く感じたり、腰や肩に痛みを感じることはありませんか?
それはもしかすると、あなたの寝具が原因かもしれません。

睡眠中に体を支える寝具は、私たちが一日の疲れを回復し、元気な状態で目覚めるために非常に重要な役割を果たしています。
しかし、多くの方が自分に合った寝具を選べていないことをご存知でしょうか?

私は岡山県で自律神経失調症ケア専門のカイロプラクティック施術院「カイロプラクティック健寿」を営んでおり、これまで5年間にわたり延べ3,000人以上の患者様を施術してきました。
アメリカのカイロプラクティックドクターから直接指導を受け、自分自身もバイク事故による骨格の歪みや自律神経の乱れを経験したことから、睡眠の質と密接に関連する骨格の歪み自律神経の異常に特化した施術を行っています。

睡眠中は体が回復する唯一の時間です。
しかし、骨格や自律神経に問題があると、どれだけ長く眠っても十分な回復が得られないことがあります。
そのため、自分に合った寝具選びはもちろん重要ですが、それだけでは不十分な場合もあります。

本記事では、快適で質の高い睡眠を得るために必要な寝具選びのポイントとともに、私が長年培ってきた経験や私自身も睡眠の質で悩んで得た実体験を基にしたアドバイスも交えてご紹介します。
『本当に自分の寝具はこれでいいのだろうか?』と感じている方や、『もっと質の高い睡眠が欲しい』と思っている方はぜひ参考にしてください。

寝具に求められる基本条件

快適な睡眠を得るためには、寝具選びが非常に重要です。
寝具は単に体を休めるための道具ではなく、睡眠中の体のサポートや環境調整を行い、質の高い睡眠を実現するための鍵となります。
ここでは、寝具に求められる3つの基本条件について簡単に解説します。

寝返りをサポートする適度な反発力

寝返りは、睡眠中の体にとって極めて重要な生理的メカニズムです。
単なる姿勢変更ではなく、血液循環を促進し、体への負担を軽減する自然な生体防御反応です。
寝具には、この寝返りをスムーズにサポートできる適度な反発力が必要です。
詳しい内容は後ほど解説します。

通気性(熱や湿気がこもらない)

睡眠中、人間の体は常に汗をかき続けています。
この汗による湿気や体温の放熱を適切に調整できる通気性の良い寝具を選ぶことが重要です。
特に夏場や湿度の高い季節には、通気性が悪いと睡眠の質が低下する原因となります。
冬場でも同様に、通気性は重要な要素となります。

骨格をしっかり支える強度

人間の背骨は生理的湾曲と呼ばれるS字カーブを描いています。
この骨格のカーブを保ち、骨格をしっかり支える強度が寝具には求められます。
適切な強度があることで、睡眠中の体への負担を軽減し、質の高い睡眠へとつながります。

これら3つの条件の詳細については、後ほど具体的に説明していきます。


自分の寝具は適切か?

毎日何気なく使っている寝具ですが、それが本当に自分に合ったものかどうか、考えたことはありますか?
寝具が体に合っていない場合、睡眠の質が低下し、疲労回復が十分に行われない可能性があります。
ここでは、自分の寝具が適切かどうかを判断するためのポイントを解説します。

朝起きたときに感じる体の不調

朝目覚めたときに、以下のような症状を感じることはありませんか?

  • 腰や肩、首などに痛みや違和感がある
  • 体全体が重く、疲れが取れていない
  • 起き上がる際に身体が硬く、スムーズに動けない
  • 目覚めたときに頭がすっきりしておらず、起き上がるまでに時間がかかる

これらは、寝具が体を適切にサポートできていないサインです。
特に、柔らかすぎる寝具では腰が沈み込みやすく、硬すぎる寝具では特定部位への圧力が集中することで筋肉や関節に負担がかかります。
その結果、睡眠中に体を休めるどころか、逆に疲労や痛みを蓄積してしまいます。


途中で目覚めてしまう

夜中に何度も目覚めてしまう場合も、寝具の適合性を疑うべきです。
例えば以下のような原因が考えられます:

  • 通気性の悪い寝具で蒸れてしまい、不快感から目覚めてしまう
  • 寝返りを打ちづらい寝具で同じ姿勢を続けることで体に負担がかかる
  • 寝具の硬さや形状によって血流が妨げられ、不快感で目覚めてしまう

睡眠中に無意識に姿勢を変える「寝返り」は、質の高い睡眠には欠かせません。
もし途中で目覚めることが多い場合は、自分の寝具が寝返りをスムーズにサポートできているか確認してみましょう。

特に理由もなく、パッと目が覚める場合は、寝具の問題だけでなく骨格の変形による自律神経の異常が生じている可能性もあります。
自律神経は睡眠中の体温調節や内臓機能のコントロールに深く関わっており、そのバランスが乱れると深い眠りが妨げられることがあります。
睡眠中に特に理由もなく、パッと目が覚める場合は、一度専門家に相談することをおすすめします。
当院では、骨格や自律神経の状態を詳しくチェックし、根本的な改善プランをご提案していますので、お気軽にご相談ください。 


朝起きても「一番元気な状態」ではない

本来、睡眠は一日の疲労を回復し、心身をリセットするための時間です。
しかし、朝起きたときに「一番元気な状態」と感じられない場合、それは睡眠の質が低下し深い睡眠をとることができず、睡眠中に回復していない可能性があります。
その原因として、自分の骨格の状態に合わない寝具を使っていることが挙げられます。

例えば、骨格を十分に支えられない寝具では筋肉や関節が緊張した状態になり、それが続く事によって骨格に異常が生じ、自律神経が乱れてしまいます。
これによって深い睡眠(ノンレム睡眠)が妨げられ、一晩中しっかり眠ったつもりでも疲労感が残るという悪循環に陥ります。


こんな場合は要注意!

以下のチェックリストで、自分の寝具が適切かどうか確認してみましょう:

  • 寝具を購入してから5年以上経過している
  • 毎朝起きたときに首や腰など特定部位がが痛む
  • 夜中に目覚めたり、熟睡感が得られない
  • ちゃんとした基準を持って、寝具を購入していない

もしこれらの項目に当てはまる場合は、一度自分の寝具を見直す必要があります。


睡眠に関して十分な回復ができていない場合

「毎日しっかり寝ているはずなのに、疲れが取れない」
「朝起きたときにスッキリしない」
と感じることはありませんか?

それは、単に「眠れている」だけでなく、「質の高い睡眠」が取れていない可能性があります。
睡眠は単なる休息ではなく、身体と心を回復させるための重要な時間です。
このセクションでは、「質の高い睡眠」の重要性と、それを妨げる要因について解説します。

質の高い睡眠と回復プロセス

質の高い睡眠とは、単なる時間の長さではなく、体と心の回復が十分に行われる状態を指します。
以下に、質の高い睡眠の条件と、その間に行われる重要な回復プロセスについて説明します。

質の高い睡眠の3つの条件

  1. 入眠のしやすさ
    • 寝つきが良く、スムーズに眠りにつける
    • リラックスした状態で眠りに入れる
  2. 睡眠の継続性
    • 夜中に目覚めることなく深い眠りが続く
    • 睡眠が中断されず、十分な回復時間が確保できる
  3. 目覚めの質
    • 朝起きたときに疲労感がない
    • 心身ともにスッキリとした状態で一日を始められる

睡眠中の重要な回復プロセス

これらの条件が満たされることで、以下の重要な回復プロセスが正常に機能します:

  1. 身体の修復と回復
    • 筋肉や関節の修復が行われる
    • 日中に蓄積された身体的な疲労が取り除かれる
  2. 脳の整理と回復
    • 記憶の整理と定着が行われる
    • 情報処理による心の安定化
    • ストレス解消と感情のバランス調整
  3. 自律神経系の調整
    • 交感神経と副交感神経のバランスが整う
    • 体内機能の正常化とストレス軽減
    • 深部体温の調整と代謝機能の促進

これらのプロセスが適切に機能することで、翌日の活動に向けた十分な回復が得られ、心身ともに健康な状態を維持することができます。
しかし、質の良い睡眠が取れていない場合、自律神経が正常に働かず、さまざまな不調が現れることがあります。
その一例として挙げられるのが腸内活動の低下です。

睡眠中は本来、副交感神経が優位になり腸が活発に動いて消化や排泄が促進されます。
しかし、自律神経が乱れていると副交感神経が十分に働かず、睡眠中であっても交感神経が優位になってしまいます。

その結果、腸内活動が低下し便秘や消化不良といった症状が引き起こされることがあります。
これにより、体内で不要な老廃物が排出されにくくなるだけでなく、腸内環境の悪化によって全身への悪影響も懸念されます。
このような状態が続くと、腸内環境が乱れることで免疫力の低下や肌荒れなど、さらなる健康問題を引き起こします。
便秘や消化不良で悩んでいる方は、一度睡眠の質について見直し、改善することが問題解消への近道かもしれません。

 質の高い睡眠を得るためには、適切な寝具選びと睡眠環境の整備が不可欠です。寝具が体に合っていない場合や、睡眠環境が整っていない場合、これらの回復プロセスが妨げられ、十分な休息が得られない可能性があります。


「寝ているだけ」では不十分な理由

夜にしっかりと時間を確保して寝ていても、それだけで「質の高い睡眠」が得られるとは限りません。
睡眠の質が低下している場合、以下のような症状が現れることがあります:

  • 朝起きたときに疲れが取れていない
    長時間眠ったはずなのに、体が重く感じたり、スッキリと目覚められない場合は、睡眠中に十分な回復ができていない可能性があります。
  • 途中で何度も目覚めてしまう
    夜中に目が覚めることが多い場合、睡眠の深さ(ノンレム睡眠)が不十分である可能性があります。
    これは、自律神経の乱れや寝具の不適合によるものかもしれません。
  • 首や肩、腰に痛みを感じる
    寝具が体に合っていないと、骨格や筋肉に負担がかかり、睡眠中も体が緊張したままになります。
    その結果、朝起きたときに痛みや違和感を感じることがあります。
  • 日中に強い眠気を感じる
    睡眠の質が低いために夜間の回復が不十分で、日中も疲労感や眠気が続くことがあります。

これらの症状がある場合、「ただ横になっているだけ」の状態に等しく、本来得られるべき回復効果を妨げています。
「私は寝られているから睡眠の質は問題ないはず。もっと寝られていない人が問題あるだけでしょ?」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、「回復のできる睡眠」は「時間」と「質」、この両方が揃ったときにはじめて実現します。
どれだけ長時間眠っていても、睡眠の質が低ければ体や心は十分に回復できません。
逆に、適切な環境で「質」を高めることで、同じ時間でもより深い回復を得ることが可能です。


睡眠環境を見直す必要性

質の高い睡眠を得るためには、自分自身の体調や生活習慣に合わせた適切な睡眠環境を整えることが不可欠です。
以下のポイントを見直してみましょう:

睡眠の質を高めるための周囲環境の整え方

睡眠環境は寝具だけでなく、周囲の状況や共有する相手にも影響されます。
以下の点を見直してみましょう:

  • 音への配慮
    騒音は睡眠中の覚醒や質の低下につながります。
    静かな環境が望ましいですが、完全な静寂が難しい場合は、ホワイトノイズ(一定の音)や自然音(波の音、雨音など)を取り入れることでリラックス効果が期待できます。
    耳栓も有効な選択肢です。
  • 誰かと一緒に寝ている場合
    家族やパートナーと同じベッドや布団で寝ている場合、相手の動きや寝返りが自分の睡眠を妨げることがあります。
    特に、マットレスが柔らかすぎる場合は、一方の動きがもう一方に伝わりやすくなるため注意が必要です。
    可能であれば、個別の寝具を使用することで、お互いの睡眠を確保することができます。
  • 部屋の明るさ
    睡眠中はできるだけ暗い環境を整えることが重要です。
    光は脳を刺激し、覚醒状態を引き起こすため、カーテンから漏れる街灯の光や電子機器の小さなランプでも睡眠に悪影響を与えることがあります。
    遮光カーテンやアイマスクを活用して、完全な暗闇に近い状態を作りましょう。

室温と湿度: 季節ごとの調整が重要

快適な室温と湿度は、深い睡眠を得るために欠かせません。
ただし、季節によって最適な条件が異なるため、それぞれに応じた調整が必要です。

  • 夏場の場合
    夏場(6月~9月): 室温26~28℃、湿度50~60%を目安に。エアコンの冷風が直接体に当たらないよう注意し、除湿機能の活用がおすすめです。
    また、通気性の良いリネン素材の寝具やパジャマもおすすめです。
  • 冬場の場合
    冬場(12月~2月): 室温24℃、湿度50%以上を維持。
    エアコンは空気そのものを温めるため乾燥しやすいです。
    そのため、加湿器やタオルを干すなどの工夫を検討しましょう。
    電気毛布は冬場に多くの方が使用する暖房アイテムですが、実は睡眠中の体温調節機能を妨げるため、使用はあまりおすすめできません。
    人間の体は、深部体温(体の内部の温度)を下げることで深い眠りに入る準備をしますが、電気毛布で外部から強制的に体を温め続けると、深部体温が下がりにくくなり、睡眠の質が低下しやすくなります。

生活習慣: 就寝前の行動を見直す

生活習慣も睡眠の質に大きく影響します。特に就寝前1~2時間の過ごし方は非常に重要です。以下のポイントを意識してみましょう:

  • スマートフォンやブルーライトデバイスの使用を控える
    スマートフォンやパソコンなどから発せられるブルーライトは、脳を刺激して覚醒状態にしてしまいます。
    その結果、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌が抑制され、入眠が難しくなることがあります。
    就寝前1時間はこれらのデバイス使用を控え、本や音楽などリラックスできる活動に切り替えることがおすすめです。
  • カフェイン摂取を控える
    カフェインには覚醒作用があり、摂取後数時間は体内に残ります。
    特に午後以降のコーヒーや紅茶などカフェイン含有飲料は避けるよう心がけましょう。
    代わりにハーブティーやノンカフェイン飲料がおすすめです。
  • アルコール摂取について注意する
    アルコールは一時的にはリラックス効果がありますが、その後代謝される過程で覚醒作用を引き起こします。
    また、アルコールによって深い睡眠(ノンレム睡眠)が妨げられ、夜中に目覚めたり熟睡感が得られなくなる原因となります。
    就寝前3~4時間以内にはアルコール摂取を控えることがおすすめです。
  • 就寝前のリラックスタイムを設ける
    ストレッチや軽いヨガ、深呼吸など副交感神経を優位にする活動を行うことで、体と心がリラックスした状態になり、自然と入眠しやすくなります。
    また、お風呂で体温を一時的に上げ、その後自然に下げていくことで入眠準備が整います。
    (お風呂は就寝1~2時間前がおすすめ)

これらの日常的な習慣改善によって、自律神経が整い、質の高い睡眠へとつながります。


どんな寝具が人間の睡眠環境として最適なのか?

質の高い睡眠を得るためには、寝具選びが非常に重要です。
寝具は単なる快適さだけでなく、骨格のサポートや体温調節など、睡眠中の体の回復に大きな影響を与えます。
ここでは、人間の睡眠環境として最適な寝具の条件について具体的に解説します。

骨格を支えられる強度

最適な寝具は、体圧を均等に分散し、骨格をしっかりと支える強度を持っています。
特に背骨の自然なS字カーブを保つことが重要であり、これによって筋肉や関節への負担が軽減されます。
硬すぎる寝具は特定部位に圧力が集中し、不快感や血流障害を引き起こします。
一方で柔らかすぎる寝具は体が沈み込みすぎてしまい、背骨のカーブが崩れてしまいます。

理想的な寝具はマットの端に片膝立ちできるレベルの強度があることが望ましいです。


快適な寝返りをサポートする反発力

睡眠中の「寝返り」は血流促進や体温調節に欠かせない動きです。
(子供で40~50回)
しかし、反発力が不足している寝具では体が沈み込みすぎて寝返りが打ちづらくなり、一晩中同じ姿勢でいることで筋肉や関節に負担がかかります。
逆に反発力が強すぎると不自然な姿勢になり、リラックスできません。

最適な寝具は、適度な反発力を持ち、スムーズに寝返りを打てるものです。
例えば、高反発ウレタンやコイル構造を採用したマットレスは、この条件を満たしやすいと言えます。


通気性と温度調節機能

睡眠中の快適さには、通気性と温度調節機能も欠かせません。
特に湿気や熱がこもらない素材で作られた寝具は、体温調節を助けるだけでなく、不快感による途中覚醒を防ぎます。

また、季節ごとに異なる素材の寝具カバーを使用することも有効です。夏場には通気性と吸湿性に優れたコットンや竹繊維(バンブー)素材がおすすめであり、冬場には保温性の高いウールやダウン素材が適しています。


一枚ものではない構造

一枚もののマットレスや敷布団よりも、三つ折り構造など複数のパーツで構成されている寝具がおすすめです。
このような構造は単純に折りたためる等の使い勝手が良いだけでなく、寝具の寿命を延ばし、快適な睡眠環境を長く保つことができます。

なぜこれが良いのかというと、人が寝ているときに最も重たい部分はお尻の部分です。
つまり、布団やマットレスの真ん中部分に最も負荷がかかります。
一枚構造の寝具では、どんなに強度がある素材でも、およそ90日ほどでお尻部分がへこみ始めます。
一枚ものの布団やマットレスでは前後や表裏をひっくり返しても、お尻部分にかかる負荷を分散することはできません。
一方で、三つ折り構造など複数パーツで構成された寝具は、頭・お尻・足部分を入れ替えることが可能です。
これにより、特定部位への負荷を分散しやすくなり、寝具全体を均等に使うことができます。
その結果、寝具のへたりを防ぎ、快適さを長期間維持することができます。


横幅110cm以上、一人一人別々の寝具

理想的な寝具サイズとしては、横幅110cm以上がおすすめです。
これは、人一人が十分に寝返りを打つのに必要なスペースを確保するためです。
十分なスペースがあることで、寝返りを打つ際に体への負担が減り、より快適な睡眠を得られます。
寝返りは、睡眠中に血流を促進し、体の圧力を分散させる重要な動きであり、さらに骨格の歪みを解消するための時間でもあります。
しかし、家族で同じ布団を共有して寝ると、それぞれが必要とする寝返りを打つスペースが不足し、結果として睡眠の質が低下する可能性があります。
十分なスペースがないと、寝返りが制限され、体に不自然な負担がかかります。
特に布団の中心部からほとんど動かず、肩や身体を起こして無理に寝返りを打っている方は、本来の自然な寝返りができていない状態です。
また、一緒に寝る相手と同じマットレスや敷布団ではなく、一人一人別々の寝具を使用することも重要です。
これによって、お互いの寝返りによる接触を抑えることができます。
特に異なる睡眠習慣を持つパートナーの場合、双方が快適に眠ることが可能になります。 


なぜ自分の身体に合ったもの、オーダーメイド寝具を使ってはいけないのか?

一見、自分の身体に合わせたオーダーメイド寝具は非常に魅力的に聞こえます。
「今の自分にぴったり合った寝具が手に入る」と考える方も多いでしょう。
しかし、こと寝具においては、オーダーメイドが必ずしも最善の選択とは言えません。
そこには意外な盲点が存在しています。

私自身も、現在のカイロプラクティックの資格や知識を持っていないときにオーダーメイド枕を購入した経験があります。
その経験を踏まえてお伝えしますが、まず大前提として、自分の身体の状態を正確に把握していることが重要です。

もし身体や骨格が正常であれば、オーダーメイド寝具も効果を発揮するかもしれません。
しかし、多くの人は猫背、巻き肩、ストレートネックなど、姿勢に関する悩みを抱えており、その骨格状態が正常であるかどうか疑問を持たざるを得ません。

睡眠の質に影響する要素としては、「神経」「呼吸」「血流」の3つが挙げられます。
これらを正常な状態に戻すことが睡眠の質改善には最も効果的です。
そして、寝具が直接影響を与えるのは「神経」、つまり骨格です。
適切な睡眠環境でない場合、特に頸椎(首の骨)が変形し、自律神経に異常をきたし、結果として睡眠の質が低下します。

このような頸椎が変形した状態で「自分の身体に合わせたオーダーメイド寝具」を作成しても、本当に睡眠の質が向上し、問題が改善されるでしょうか?
答えは否です。
むしろ、その状態を固定化してしまうリスクがあります。

したがって、寝具選びで最も重要なのは「自分の身体に合わせたもの」ではなく、「自分の骨格を正常に保つもの」を選ぶことです。
人生の三分の一、時間にして約233,600時間(80年生きると仮定して)を過ごす寝具選びは、その後の健康や生活の質にも大きく影響します。
適切な寝具選びこそが、あなたの健康と快適な生活への第一歩なのです。


FAQ(よくある質問

Q: マットレスと敷布団の寿命はどれくらいですか?
A: マットレスの寿命は5〜10年、敷布団は3年程度と一般的に言われています。
(素材や使用頻度によって異なります)

Q: マットレスの上に敷布団を敷いていますが良いですか?
A: 絶対にNGです。通気性が損なわれカビが発生しやすくなり、また、より柔らかい環境で寝るような状態になるため、推奨しません。

Q: アレルギー対策としておすすめの寝具はありますか?
A: ウレタンでできたものがおすすめです。綿などは性質上どうしてもダニやカビが発生しますが、ウレタンはダニが住み着くところもなく、カビも極めて生えにくいです。

Q: 子供の布団はいつから適切なものを選んだ方がよいですか?
A: 子供のものであっても生まれたときから適切な寝具を使用することがおすすめです。
私自身の話ですが、わが子が生まれたときから大人と同様の寝具を用意し、寝かせるようにしました。
夜泣きで悩むこともほとんどなく、身体の発育においても平均値を常に上回るような状態でした。
また、12歳で起立性調節障害で悩んでいた男の子も、寝具の最適化を行い、半月でかなり改善していました。
・寝起きが悪い
・元気がない
・精神的に不安定
上記のような症状がお子様に当てはまる場合は、睡眠環境があっておらず、正常に睡眠がとれていない可能性があります。

Q: 枕が合わない感じなので枕だけ変えればいいですか?
A: 基本的に枕と布団(マット)は同じ強度でなければいけません。


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  • 快適な寝返りサポート: 適度な反発力で、寝返りがスムーズに打てるため、睡眠中の血流も促進されます。
  • 通気性抜群: 通気性が良く、湿気や熱がこもらないため、一年中快適な睡眠環境を維持できます。
  • サイズとデザインも多様: 一人一人に合ったサイズとデザインをご用意しています。特に横幅110cm以上の広々としたマットレスも取り揃えています。

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当院で提供している骨格(姿勢)、睡眠の質を改善するマットレス「寝具のこたえ」のレンタル・販売は、現在通院中の患者様限定のサービスとなっております。
これは、睡眠に問題がある場合、その原因は単純に寝具だけではなく、骨格の歪みや自律神経の乱れなどが関与していることが多いためです。
したがって、寝具だけを変えても十分な効果を得られない可能性があります。
そのため、直接お身体の状況を見させていただき、そのうえで提供させていただいております。

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カイロプラクティック健寿 代表
難波北斗
全国生活普及会認定 上級・A級カイロプラクター、健康管理士
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